FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【概念】ショタコンおばさん

その体躯はでっぷりと分厚い肉を蓄えている。四肢は太く、そして短い。
顔面は耕作地にも劣らぬほどに掘りが深く、眼光は炯々として獲物を狙う獣のごとし。
淀んだ水の底に生え腐ったような黒いパーマはいつもぬらぬら蠢いている。

彼女こそショタコンおばさん。恐怖の体現者である。

その名の通り過剰な少年愛に満ちており、それは常軌を逸脱しているとも言える。
おばさんであるがゆえに危険視されがたく、しかし実際のところその危険性はロリコンおじさんを凌駕する。
ロリコンおじさんとの大きな相違点として挙げられるのが、少年を観察していても咎められないということだ。
常に不遜な顔を周囲に向けるのは多くのおばさんの習性であり、そこに不審なものは介在しえないのである。
ショタコンおばさんは狡猾にもその習性を利用して、日夜少年を観察している。
観察対象の少年がもし非行に走れば――たとえそれがどれだけ軽いものだったとしても――ショタコンおばさんは即時に動く。

「あんた今ポイ捨てしたな?」

そう言って少年に迫り、少年がうろたえている内にその手を引いて密室へと連行する。
大概の少年は不安そうな顔をしている……が、これから自分がされることには思いも及ばない。
そして、ここで驚きの事実が明らかになる。
このショタコンおばさん、実はマゾなのである。
少年を無理矢理連行しておきながら、その本性はマゾ。
「強制力をともなうマゾ」とはショタコンおばさんの二つ名である。

恐怖に震え上がる少年を前に、ショタコンおばさんは仰臥する。
そして、猫撫で声の幼児語で責めるよう懇願する。
欲望が満たされない限り、ショタコンおばさんは絶対に少年を外に離さない。
未知の恐怖に怯える少年は、ショタコンおばさんに従うより他にない。
幼児語を喋るおばさんを責めることを強いられた少年の心持ちや、いかに。



少年は心に大きな傷と少しのトラウマとそこそこの新境地を携えて、ショタコンおばさんから解放される。
多くの少年はその後二度と非行に走らず、人としてあり得べき道を進む。一部の少年は……まあ、そちらの話はいいだろう。

かくて、日本は平和への道を歩みだす……。

ありがとう、ショタコンおばさん。

×ックス・アワー

『性の六時間』を知っているだろうか。12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間が、そういう風に呼ばれている。日本ではこの6時間の間に、男女間で年間最大規模の共有結合が見られるのである。
 どうしてこの六時間の間にこのような現象が発生するのか。これについては結合エネルギーを持たない多くの男性識者の間で頻りに不毛な議論が交わされているが、原因は依然として不明なままである。
 男女の中には単なる共有結合に留まらず、三重結合や四重結合、ホスホジエステル結合などをする個体も見られるため、全く謎は深まる一方だった。また、『性の六時間』において、結合エネルギーを持たない者でも単結合を行なう個体が複数認められるという事実が近年明らかとなった。これには、涙を禁じえない。

          X

 話は変わるが――というかむしろここからが本題なのだが、私=神近の誕生日は12月25日である。これを記している2010年7月21日現在、私は19歳だ。
 来たる2010年12月25日――私は20歳を迎える。「成人」という、人生における一つの節目だ。
 私は、現今に至るまで結合エネルギーを獲得していない、いわば、非共有結合体である。電子を共有する相手がいないのである。一人虚しくファンデルワールス力やエントロピー的な力を日々貯蓄し続け、しかしその矛先が存在しない。このまま来たる12月25日を迎えれば、私はやらはたの名をほしいままにすることとなる。
 それは、実にふしぎなことである。日本中で数多の男女が共有結合している最中、私はやらはたとなるのだ。私がやらはたと化すその瞬間、日本のあちこちでメスバウアー効果が働き、マルテンサイト変態と化した男性がヌープ硬度を増し、原子挿入法を採用し、立体配座で結合軸を自由回転させている。モット絶縁体が効果を発揮することもあろう。
 そのような中にあって、私はやらはたとなるのだ。
 これを書いているこの一瞬の間にも、私がやらはたとなるエックスデイは刻一刻と迫っている。

 私にとってのエックスデイは、世間にとってのセックスデイなのだ。

無用の用

或る日、恵子が荘子に向かって言った。

恵子「あなたの言うことは、いつも無用なことばかりね」

それに答えて荘子が言うには、

荘子「無用だからこそ、有用であるということがある」

とのことだった。

恵子は不満顔で、

恵子「ばかみたい。そんなことあるわけないじゃない」

とさらに荘子をののしった。

荘子「では、たとえばこの部屋を例にしてみようか。この部屋で我々二人が語らうのには、我々二人がいられるだけの広さがあればいいのだろう?」

恵子は馬鹿にするように、

恵子「当たり前じゃない。私たち二人が座っている場所以外は、まったくもって無用。なくてもいいわね」

と言う。

荘子は短く、

「では」

と言って立ち上がり、恵子の傍に腰を下ろした。

恵子「ッ……!?」

荘子「我々二人がいられるだけの広さしかないと、いつもこうやってくっついていなければならないのだが、それでも我々以外の場所はいらないと言えるか?」

恵子は顔をまっかにして、

恵子「わ、わかったわよ! いる! いるわ! わかったから、離れなさい!」

と言った。

荘子は楽しげに、

「ワハハ」

と笑いながら、恵子の傍を離れ、元いた場所に腰を下ろした。


荘子がこの時の話をすると、嫁は今でも顔をまっかに染めるのである。
サイト内検索
プロフィール

神ちくわ

Author:神ちくわ
かつては針小棒大を卑猥な言葉と思っていたよ

Twitter
最近の記事
記事カテゴリ
アーカイブ
リンク
メール

名前:
メール:
件名:
本文:

キューRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。